三つ折りマットレスは、折りたんで収納でき省スペースで使える便利な寝具ですが、カビが発生しやすいデメリットがあります。
本記事では、三つ折りマットレスでカビが発生する原因から、カビの取り除き方、予防法、お手入れ方法まで詳しくご紹介します。
三つ折りマットレスのカビ取り方法
- カビ取り剤を使う方法
- 自然乾燥と日光でのカビ取り
- カビがひどい場合のカビ取り方法
カビ取り剤を使う方法
三つ折りマットレスにカビが発見した場合は、すぐにカビを除去していきましょう。
市販のカビ取り剤を使うときは、必ず製品の説明書をよく読んでください。
カビ取り剤は、カビの部分に直接塗布するか、スプレーするか、浸すかなど、使用方法が異なっています。
指定時間を守ってから、水拭きや乾拭きなどでカビとカビ取り剤を、しっかりと取っていきましょう。
自然乾燥と日光でのカビ取り
カビが少量であれば、自然乾燥や日光に当てることで、カビを除去できます。
カビは湿気や暗闇が好きな菌類なので、乾燥させる。日光に当てると、カビの生育条件を悪化させられます。
ただし日光に当てる際は、直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しをしましょう。
カビがひどい場合のカビ取り方法
カビが多く発生しているなど、自分では対処できない場合は、プロに相談する、新しいマットレスに買い替えるなどを検討しましょう。
プロの業者に依頼すると、費用や時間がかかりますが、専門的な知識や技術でカビを除去してもらえます。
新しいマットレスに買い替える場合は、手間やコストは抑えられます。
どちらの場合にしても、カビの原因となった湿気や汚れなどの環境改善をしないと、新しいマットレスにも再びカビが発生します。
三つ折りマットレスでカビが発生する原因
三つ折りマットレスは、普通のマットレスよりもカビが発生しやすいと言えます。
通気性の悪さと湿気の関係
三つ折りマットレスは、折りたたんで収納できる便利な寝具ですが、カビが発生しやすいマットレスでもあります。
三つ折りマットレスのカビ発生の主な原因は、通気性が悪いことです。
通気性が悪いと、マットレスの内部に湿気がこもりやすくなります。
湿気はカビの栄養源となり、カビの繁殖を促進するため、三つ折りマットレスではカビが発生しやすいと言えます。
折りたたみ式マットレスの特徴でカビが発生する
折りたたみ式の三つ折りマットレスは、省スペースで便利な寝具ではありますが、その便利さがカビを発生しやすくしています。
マットレスの折り目部分は空気が通りにくくなるため、湿気や汗がこもってカビの温床になりやすいためです。
カビは、健康や環境に悪影響を及ぼすだけでなく、三つ折りマットレスの寿命も縮めてしまいます。
カビの予防のためのお手入れ方法
- 適切な通気と湿度管理
- 定期的に裏返す
- 除湿シートの活用
適切な通気と湿度管理
カビの発生を防ぐためには、適切な通気と湿度管理が大切です。
カビは高温多湿な環境で繁殖しやすいため、寝室の空気を入れ替えて乾燥させることが必要です。
寝室では寝ている間に、人間が発する水分や汗などでも湿度が上がります。
そのため、就寝前や起床後に窓を開けて換気し、湿度を下げていきましょう。
また、除湿器やエアコンなども活用して適切な湿度(50~60%)を保つようにしましょう。
定期的に裏返す
三つ折りマットレスは、定期的に裏返して、通気性を確保しましょう。
三つ折りマットレスは通気性が低く、湿気や汚れが溜まりやすいからです。
特に折り目部分はカビの発生リスクが高くなるので注意が必要です。
折り目部分をしっかりと乾かすと、カビの発生を抑えられます。
除湿シートの活用
除湿シートや消臭剤を活用し、マットレス内の湿気を取り除きましょう。
マットレスの表面と裏面に、除湿シートを一枚ずつ設置します。
除湿シートがマットレス内部の湿気を吸収し、カビの発生を防いでくれます。
除湿シートは、目安として一ヶ月に一度程度は交換しましょう。
三つ折りマットレスの正しい保管方法
- 保管場所と通気性を確保する
- 折りたたんで保管するときの注意点
- 長期間の保管するときのカビ対策
保管場所と通気性を確保する
三つ折りマットレスを保管する際は、通気性の良い場所を選びましょう。
三つ折りマットレスは、通気性が悪く、湿気や汚れが溜まりやすいためです。
特に、直接床に置くと、床と三つ折りマットレスの間に空気が流れず、カビの温床になります。
カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、マットレスの寿命も縮めます。
カビが発生した場合は、専門業者に依頼するか、廃棄処分する必要があります。
どちらの場合も、コストや手間がかかってしまいます。
ですので、三つ折りマットレスは保管する際は通気性の良い場所を選びましょう。
また、直接床に置かず、すのこなどを使用して通気を確保して保管しましょう。
折りたたんで保管するときの注意点
三つ折りマットレスを折りたたんで保管する際は、しっかりと乾燥させた後に保管してください。
なぜなら、湿気が残ったまま折りたたむと、カビの発生リスクが高まるからです。
カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、衣類や布団にシミや臭いをつけてしまいます。
カビが発生した場合、除去するのも大変ですので、しっかりと乾燥させることを忘れないでください。
長期間の保管するときのカビ対策
長期間、三つ折りマットレスを保管する場合は、定期的にマットレスを取り出して陰干しをしましょう。
また、除湿剤を一緒に保管することで湿気を抑えることもできます。
カビに強い三つ折りマットレスの選び方
- 使用されている素材を選ぶ
- 通気性に優れたマットレスを選ぶ
- カビ対策が施されたマットレスの選ぶ
使用されている素材を選ぶ
カビに強いマットレスを選ぶ際は、素材にも注意が必要です。
素材によっては、カビの発生を抑える効果があります。
たとえば、通気性や抗菌性に優れた素材として、綿や竹炭などが挙げられます。
綿や竹炭などの素材は湿気や汗を吸収しやすく、カビの繁殖に適した環境を作りにくいです。
通気性や抗菌性に優れた素材を選ぶだけでも、カビの発生をある程度は抑えられます。
通気性に優れたマットレスを選ぶ
カビに強いマットレスは、通気性に優れている特徴があります。
通気性が良いと湿気がこもりにくく、湿気を逃がして乾燥させ、カビの発生を防ぐことができます。
通気性が良いかどうかを判断するには、マットレスの構造や素材をチェックしましょう。
マットレスの構造では、空気層や通気孔などがあるかどうかを確認してみてください。
素材では、天然素材や吸湿性・放湿性の高いものを選びましょう。
カビ対策が施されたマットレスの選ぶ
カビ対策が施されたマットレスは、抗菌・防カビ加工がされているものが多いです。
商品説明やタグに記載されている抗菌・防カビ機能を確認してみましょう。
例えば、「銀イオン配合」「ナノテクノロジー」「特殊繊維」などと記載されていれば、カビに強いマットレスと言えます。
マットレスの説明を確認して、カビに強いマットレスを選ぶようにしましょう。
まとめ
三つ折りマットレスが、カビに弱い理由は、通気性が悪く湿気がこもりやすいためです。
カビが発生したとき時の対処法としては、カビ取り剤を使用・自然乾燥・陰干しなどの方法があります。
また、カビ予防として、適切な通気・湿度管理や定期的な裏返す・除湿シートの活用などの方法があります。
また、保管方法やカビに強いマットレスの選び方も重要です。
カビを発生させないのポイントを押さえて、三つ折りマットレスでもカビ対策を行っていきましょう。